新宿セブンが面白い9

こちらはKAT-TUN上田竜也さんを応援しているブログです。
初主演ドラマ24「新宿セブン」好評放送中です。ドラマを盛り上げ、上田さんを応援し、KAT-TUNの早期活動につながるよう、ここで「新宿セブン」の感想を不定期にあげてゆきたいと思います。

まさかあなたが!?(ネタバレを含みます。第9話を未視聴の方はご注意ください)
さすがの七瀬も栞の正体は見抜けなかったか。
いやそもそも鑑定の依頼もされていないし、七瀬に彼女を鑑定する意思も必要もないから仕方がない。
突然明らかになった栞の正体だがそれがわかったうえでオープニング映像から見直すと、もうすでにそこに伏線がはられていたことに気付く。(ちなみにオープニング映像は栞だけでなく、登場人物全員の関係性やキャラクター性も語られている)

七瀬の元に子犬のように駆け寄ってくるのは健太。途中、ガードレールに座っている華に遭うが彼女はふたりに笑顔を向けるわけでもなく、その後、七瀬と健太と合流して歩くわけでもない。通りすがりの女なのだ。
笑顔で客を見送ったあと、何かに気付いたような表情を見せるエリカ姐さん。その視線の先にいるのは七瀬と健栞登場。ところが真っ先に映るのは背中のギターケースだ。これがギターケースでなく青龍刀ケースであるなど誰が思うだろう?もうここで我々は騙されていたのだ。シンガーソングライター家入レオというフィルター越しに栞という人間を見てしまった。栞は餃子屋でアルバイトしながらミュージシャンを夢見る女性と思い込まされた。七瀬の言葉を借りるなら「騙される方も悪い」のだがこれは気持ちよく騙された(笑)制作側の大勝利である。
そこにふらりと現れる近藤刑事。近藤の命は栞の手で断ち切られ絶たれるというのに、栞とはそこでたまたますれ違った風に描かれている。生と死は隣合わせにあり、日常の中に危険分子が潜んでいるという、その怖さたるや!
トリを務めるのは餃子屋の主人公シノブ。私は彼女こそが歌舞伎町最大の謎のような気がする・・・・・・。

栞のあれこれ
第1話の粛清シーン。黄幇会のヤンの姿ばかりに気を取られてしまうが、よーく見ると囲んでいる人の間から栞の足らしきものが見える。物語を面白くするために、後からつけたのではなく最初の構成段階から栞は黄幇会の一員という設定があったことがわかる。栞は元気な看板娘ではなく冷徹な殺し屋。ここに家入レオを持ってくるというキャスティングを考えた方、天才。

第2話。華が初めて七瀬らとシノブの餃子屋に来た時。華はテーブルに来た栞を見て一瞬「はっ」としていた。
ぼやけた記憶の中に彼女の顔があったのかもしれない。ここでの華のセリフ「どこかで会ったことない?」は記憶喪失の自分の手掛りを探るためではなく、本当にそう感じていたのだろう。それでも私たちは記憶喪失になったという事実だけに目を奪われ、その裏の真実に全く気付いていなかったのだ。
それに対する栞のセリフ「ないと思うけど、どうして?」当ブログでもそのナチュラルさを賞賛したが、彼女の正体がわかってからこの言葉をきくといろんな意味で震えがくる。
特にこの「どうして?」が効いている。
実は栞は華を見ていた。この「どうして?」が「じゃぁ、あなた私と“どこで何をしている”ときに会ったかここで言える?」という挑戦的な問い返しにも聞こえるのだ。第二話の時点では全くそうは思わなかったのに!
これぞ脚本の妙技!それを活かす家入レオとしての演技も、栞の演技も見事、あっぱれ!

第6話。近藤刑事が餃子屋に張の写真を持ってきたときも、栞は「見たことないっすね」とそっけない。相手の顔なんかいちいち憶えていないのかもしれないし、ごく普通のアルバイト女子を演じているのかもしれない。どちらにしても栞、ほんま怖い子や・・・‥。
写真をのぞきこむ栞にシノブは「あんたは関わらなくていい!」と怒る。栞はこの餃子屋が近藤刑事の行きつけの店だからアルバイトを始めたと思うのだが、シノブは栞が黄幇会の一員であることは知らないのだろうか?

第9話。この回の栞は発言や行動に一貫性がない。この不自然さが正体を現す伏線になっている。だから突然、彼女が青龍刀を持ち出してきても(笑)驚きはするがそのいきなりの展開、設定に失望しない。そこの微調整、描き方が新宿セブンは丁寧で見事なのである。健太と一緒に華を探しに行き、途中で黄幇会のメンバーに会ったときの栞の視線の動かし方も絶妙!

シノブの言葉
「存在を認めてあげればいい」受け入れるとはそういうことだと諭す。
「在り得ないことが普通に起こる」歌舞伎町は「何かもをまるごと受け入れる」そういう街なのだと思う。
やはりシノブは歌舞伎町の女王だ。

第9話。私的ベストオブ七瀬
屋上で近藤刑事に「死ぬなよ」と言われたあとのこの表情。

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嬉しさと照れ臭さが混じったような微笑み。ただこの後、ふっと表情が曇る。

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何かよくない事が起こりそうな予感でもしたのか・・・‥

歌舞伎町という雑多な街の中だけに、背景が路地裏だったり、配管剥き出しの壁だったりで、インスタ映えするような場所ではないがそこに立っている七瀬そのものが美しいので「画」として成り立ってしまう。
素晴らしい。美しいって素敵無敵!

今回は栞メインの感想になってしまいました(上田ファンのみなさま、ごめんなさい)でも私がここで伝えたいのは作品について。このドラマは制作スタッフの愛情が演者だけではなく、視聴者にもたっぷりかけられているものだということ。そしてそんな作品の座長を上田竜也さんが務めていることがたまらなく嬉しいということなので、上田ネタが少なくても何卒ご了承願いたく存じます

新宿セブンとにかく面白い!
さすがドラマ24!