あらすじ【二幕】

続きです!

【二幕】
あの事故から一年、コウイチは生死の境をさ迷っていた。あれから一年、タツヤは良心の呵責に苛まれ続けていた。

カンパニーはオフのオーナーの劇場に戻る者、オンの劇場でタツヤとともにショーを続ける者と分裂していた。オフの劇場ではコウイチがやりたいと言っていたシェイクスピアの芝居を上演していた。しかしコウイチというトップスターを欠いては客入りも決して良いとは言えなかった。そんなある日。「コウイチが息を引き取った」とオーナーとリカ、それぞれの元に連絡が入る。悲しみに暮れるふたりは楽屋を後にする。

と、突然、時計の音が止まる。電気の消えた楽屋に現れた男。それはどこからどう見てもたった今、息を引き取ったはずのコウイチだ。人の気配を感じ楽屋に戻ったリカ、コシオカ、テラニシらはそこにコウイチの姿を認め驚く。コウイチの死を知っているリカは戸惑うがコシオカとテラニシは無邪気に喜ぶ。オーナーはすべてを悟り、何も言わずコウイチを迎え入れる。この古い劇場では迷える魂がやってくることはそう珍しいことではないのだ(一幕冒頭のオーナーの挨拶に伏線がありますのでよく聞いていてね)
コウイチはタツヤが事故のあった劇場でショーを続けていることを知り喜ぶ。だがもうじきクローズしてしまうらしい。タツヤに喝を入れようとコウイチたちは彼のショーに乱入する。
タツヤはコウイチが戻ってきたことを喜び、駆け寄って一緒に踊りたい気持ちはあるもののコウイチに瀕死の重傷を負わせたのは自分であるという罪の意識がその足を止めていた。だがコウイチはタツヤを煽るように歌い踊る。ブランクを感じさせないダンス、一瞬で人を虜にする華やかさ、その輝きはさらに増し神々しささえ感じさせる。やはりコウイチは生まれながらのスターなのだ。その姿を目の当たりにし、あの事故以来、自分自身を追い込み、ギリギリで生きてきたタツヤは打ちのめされる。

ショーを終え、楽屋に戻ったメンバーたちはコウイチの復帰を素直に喜ぶ。そうタツヤをのぞいては。タツヤは戻ってきたコウイチをなじる。
コウイチはタツヤが抱えているものをすべて吐き出すよう仕向ける。そしてあの事件の真相がタツヤの口から語られる。
「予備の刀を本身の刀に変えたのは俺(タツヤ)だ」オンブロードウェイの劇場に上がったはいいが、コウイチから日々求められる高度なパフォーマンスの要求に心も体も疲弊しきっていた。だからタツヤは「何もかもをぶち壊して終わりにしてやろうと思った」のだ。そのためにはショーが続けられなくなるアクシデントを起こせばいいと考え、わざと刀を投げ捨てた。予備の刀を持ってくることまでは想像できたが、まさかその刀を使ってしかもタツヤに渡してショーを続けろと言われるとは思わなかった。コウイチの凄まじい「Show must go on」に気圧されてしまったあげくの事故だった。タツヤの苦しい胸のうちを凝縮したひと言(ここではあえて触れません。実際にお聴きください)にコウイチは自分自身がタツヤを追い詰め、また自身も舞台の魔物に飲み込まれ、過ちを犯していたことに気付く。どうしてよいのかわからないタツヤは刃(やいば)をリカに渡し、俺の命を絶ってくれと懇願する。しかしリカの手の刃はタツヤではなくコウイチに向けられる。「あなたはもうここにはいない存在なのだ」と告げる。

衝撃が走る。しかしともに「Higher」を踊ったメンバーは薄々何かを感じ取っていたようだ。ただひとり。戻ってきたコウイチと踊っていないタツヤだけがその事実を受け取めることが出来なかった。コウイチも然り。だがコウイチはすべてを受けとめる決心をする。コウイチは傷つきボロボロになったタツヤに歩み寄り言葉をかける(ここも触れません。実際にお聴きください)
タツヤはようやく心を解放し、その熱い想いをコウイチへぶつける。

再びひとつになったカンパニーはコウイチの最後のショーを上演する。いつ消えてもおかしくないコウイチ。コウイチの魂を鼓舞するカンパニーのパフォーマンス、再びコウイチと共にステージに立てる喜びとその意思を引き継ぐ覚悟で舞台に立つタツヤ、燃え尽きる前のその命の輝きをパフォーマンスに投影するコウイチ。魂のショーが今、始まった………(この後の展開はどうぞご自身の眼で耳で心で舞台で感じてください)

以上がEndless SHOCKのおおまかなあらすじです。ショーの内容についてはほぼ触れていません。あえて外しました。そこはもう百聞は一見に如かずですので(笑)文章ではたった一行でも実際の舞台ではそれがパフォーマンスや演目で表現されています。すべてのショーや演目にメッセージや物語が込められています。それをご自身で感じ取っていただければと思います。

座長の光一さんは言います「感じろ」と(笑)

このように素晴らしく深い(でもツッコミどころもある)おまけに笑い処もある物語です。その世界を構築する人物に我らの上田竜也が選ばれたのです。これは誇っていいことです。彼のファンである我々も誇りと礼儀と真心を持って観劇に臨みたいですね。
とにかく楽しみましょう!その日の公演が常に最高!これがSHOCKカンパニーです。たくさんの拍手を贈りましょう!

変態SHOCKヲタの長い独り言にお付き合いいただきまして誠にありがとうございました。

Rain