ブログペット劇場『俺たちキンキキャッチュー!』(起)

ボクの名前は奏(かなで)。愛戦士桜ん家のブログペット(猫、♂)


実はボク、今日は帝国劇場っていうところに、ブログペット仲間のハムスターのドーモトくん (ボクはドーモっちゃんと呼んでいる) と、お出かけなんだ。

……と、言っている間にドーモっちゃんが来た!ボクは一目散に駆け寄って彼をハグした。

ドーモッちゃーん! 

「うがー!いきなり、なんやねん!?」
「えへへへ♪」
「ま、えーわ。ほな行こか?」
「うん!」
ボクはちょこちょこと先を行く、ドーモっちゃんを見失わないようにして歩いた。ドーモっちゃん、ずい分慣れた感じで歩いているけど、本当に道、わかってんのかな?

「あ、間違えた。こっちに曲がるんやった」
ほらね(笑) こーゆー奴なんだ、ドーモっちゃんって。

「帝国劇場に行く前に軽くお茶しよかー?」
ドーモっちゃんはとあるキャフェテリアに入った。ボクらはケーキセットをチョイスし、窓際の席へ座った。
「ここやと、すぐに見つけられるやろ」
ん?ボクらの他に誰か来るの?
「おっ!?あの後ろ姿は!?」
いきなり、ドーモトくんが脱兎のごとく (あ、ねずみだから違うか?)、お店の入り口に向かって駆け出した。

うぉーい!沙耶っちー!こっちやでー! 」

そこにいたのブログペットの白猫の沙耶ちゃん だった。しかしよく後姿でわかったねー。さすがしょっちゅう、SHOCKごっこやっているだけあるよ。なんでも沙耶ちゃんもこの日の夜、帝国劇場にご用事があるらしく…それでは、その前にお逢いしましょうということになったらしい。ドーモっちゃんと沙耶ちゃんはこの前も帝国劇場で遊んだらしく、その話題で持ちきりだったけど、ボクは沙耶ちゃんとは久しぶり…ということもあって、ちょっとKinチョー。
なんだか、ちょっとドキドキしてしまい…

「ねぇねぇ、ヌートリアってしってる!? 」

……とんでもない話題をふってしまった……あぁぁぁ…はずかしいっ!


その後、沙耶ちゃんは別のお友達との待ち合わせ場所へ、ボクとドーモっちゃんは帝国劇場へ向かった。

うわー!かっこいぃー!!!

ボクはその劇場の外に貼ってある大きなポスターに感激していた。
「おいこら、奏!いつまでそこおるんや。中、入るで」
「えっ?あ、ねぇねぇ、ところで、ここって何する場所なの?」
「げっ!?お前、知らんで来たのか?ここはなKinKi Kidsの堂本光一さんが主演をやってはる『Endless SHOCK』を上演しとる場所なんやでー」
「えぇっ!そんなところにボクら、入ってもいいの?」
「えぇんちゃう?」
「は?」
「ほな、行くでー♪」
「行くでーって、入り口こっちだけど…?」
「そっちは人間専用や、俺らは獣道から入るんや」

け、獣道って……?

ボクはちょこちょこ走るドーモっちゃんの後を必死になって追いかけた。暗くて、せまくて、臭い道を通り抜け、明るくなったなーと思ったら、紫色の絨毯が敷かれた劇場内に入っていた。
そこはとても豪華なところだった。

ほぇぇぇぇぇ これが帝国劇場……すごいなー

「あそこがオーケストラピットや」
オーケストラピットをのぞきこむと、整然と椅子が並べられ、その上に楽器がのせられていた。なんでもここから光一さんが登場するらしい。
「おい、奏、ここや!ここ触っとき!」
ボクはドーモっちゃんに言われるまま、二階席のへりにくっついた網目状になった板の端っこを撫でた。
「ここに光一さんが降りてくるんやでー」
「えぇっ!それじゃーもっと触っとかなくちゃ!ご利益あるかもしれないもん!」
と、そんなボクたちのお間抜けな行為とその会話に、ご降臨板の真ん前にいた、どこかの美猫ちゃんたちが、くすくすと笑っていた……。うわーはずかしいっ!!

「そんじゃーそろそろ、俺らも席につこーか?」
「うん、どのあたりになるの?」
「天井裏」
「え?てんじょう…?」

ベル鳴ったろ!はよ、ついてこんかーい!」

はぁぁぁ…やっぱり……ボクら獣はそういう運命なのかー。

それでも天井裏から見るステージはなかなか迫力のあるものだった。光一さんは噂どおり、キラキラしていたし、屋良くんという人は、なんとなく、ボクら猫族に近いものを持っていて、親近感がわいた。

「ねぇねぇ、ドーモっちゃん、屋良くんってさぁ…」
ボクは隣にドーモっちゃんに話しかけた。ところが、返事がなかった。あれ?どうしたのかな?観劇中は話しかけるなってことかな?ドーモっちゃん、そーゆとこ融通が効かない頑固者だからなー…と、隣を見たら……!?

あれっ!?ドーモっちゃんがいない!?

えっ!?うそっ!?どこいった!?

するとステージから、とんでもないセリフが聞こえてきた。

ちょっと、そこのねずみ、何とかしてくれよ!

ねずみ!?って、ひょっとして、ドーモっちゃん!?

あぁぁぁ!やっぱりっ!?

ドーモっちゃんはスタッフさんにつまみあげられ、袋の中に入れられた。
まさに袋のねずみ!?って、ジョーダンいってる場合じゃないよ!

ドーモっちゃーーーーーん!?


 つづく……


※この物語は一部フィクション、ほぼノンフィクションです。

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